よくいただく診療のご相談は以下の通りです。 手の痺れ・肘の痛み 手の痛みや手のしびれの原因は、手の骨・関節の障害、神経・血管・すじ(腱)の障害、リウマチなど全身的な病気の部分症状であったりと実に様々です。 肘は、上腕と前腕をつないでいる関節。体重を支えている膝関節とは異なり、大きな障害を抱えることが少ない関節です。しかし、スポーツなどで肘の曲げ伸ばしをよく行う場合、痛みを引き起こしやすい関節です。 肘に痛みを感じても、関節ではなく、周囲の筋肉に問題がある可能性もあります。また、腕や手に痺れを伴う肘の痛みは、首、肩、手の関節に問題があり、症状を出していることも考えられます。 内側上顆炎(ゴルフ肘) ゴルフをする人にみられる症状で、肘の使いすぎが原因。 ゴルフ肘は肘関節内側の筋肉の付着部である内側上顆という部位に炎症が起こり、その筋肉を動かすことで肘周辺に痛みがでます。 雑巾を絞るような動作で痛みが出ます。 外側上顆炎(テニス肘) テニスをする人にみられる症状で、肘の使いすぎが原因。肘関節外側の筋肉の付着部である外側上顆に炎症を引き起こすもので、痛みや腫張(腫れ)などを起こし、雑巾を絞るような動作で痛みが出ます。 肘頭滑液包炎 肘が持続的に圧迫されたり、何度もぶつかるようなことがあると、肘の関節を滑らかにしている滑液包が炎症を引き起こし、腫れあがったり、関節に水が溜まってしまいます。 肘部管症候群 肘関節の後ろに走っている尺骨神経と呼ばれる神経が、骨の変形や骨折、使いすぎなどにより、圧迫されると、前腕(肘から先の腕)から第4・5指(薬指と小指)に痺れと知覚障害がでるものです。 手根管症候群 手根管と言われるトンネル(神経・血管・腱などが通っている所)が狭くなり正中神経を圧迫して起こる症状。 手のひらから指先にかけての『しびれ』や握力が低下します。 腱鞘炎 指を曲げたり手を動かしたりすると手首の親指側に鋭い痛みが走ります。 機械的疼痛に分類されストレスをかけることにより痛みが誘発されます。 朝に症状を強く訴えるケースが多いです。 突き指 突き指とは、野球、バレーボール、バスケットボールなどの球技でボールを受けそこなった時や転倒して指を突いた時に発生する指の関節周辺のケガの総称です。ひとくちに”突き指”といっても、実際には、靭帯損傷、腱損傷、脱臼、軟骨損傷、骨折などさまざまな病態の外傷が含まれています。 突き指というと軽いケガと思われがちですが、受傷後早期に適切な治療を受けないといつまでもはれや痛みが続いたり関節の変形や不安定性そして運動障害が残ったままになる例も少なくありません。必ず接骨院、整骨院、整形外科などの専門医で受診することをすすめます。